麹の効果恐るべし!更年期に積極的に取り入れたい理由がありました
麹とは
麹とは、カビの菌糸を最適な状態で繁殖させ、酵素を発生させたものです。日本でも、古くから清酒、焼酎、味噌づくりなどの発酵に使われてきました。
麹を作る原料となる食品によって、麹の種類が分けられていて、使用用途も多岐にわたります。清酒造りには米麹、焼酎造りには麦麹などです。
とは言え、良質な麹を作るためには、空気中に漂っている自然のカビなどが混入することを防ぐ必要があるため、品質の保証された種麹を製造する業者が存在します。
麹について詳しい記事がこちらにもありますので、参考にしてください。
麹の効果
麹には様々な健康効果があることが知られています。すでに研究で結果が出ているものもあれば、進行中のものもありますので、主な効果をまとめました。
美肌
麹は、美白効果があるということがわかっていて、医薬部外品として化粧品に使用されています。シミやくすみを抑える成分として注目されるようになったのは、酒の杜氏は皆手が白いというところから始まりました。
麹は、高い抗酸化作用も持つため、肌荒れやニキビを防ぐと言われています。
また、肌の乾燥を防ぎ、保湿力を高める効果もあるため、麹を使った甘酒を継続して飲むと肌のキメが整うという研究結果もあります。
ダイエット
麹に含まれるビタミンBやアミノ酸が、脂肪分や糖分の分解を促し、代謝をアップさせる力があります。肝臓内の中性脂肪を減らすこともわかってきています。
善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもあるため、食べ物の消化がスムーズに行われます。結果的に便秘なども解消されます。
悪玉コレステロールの減少
麹には、たんぱく質成分によって悪玉コレステロールを減らす効果があることも分かっています。実際に病院で高コレステロール血症の患者さんに処方される成分と同じものが含まれているからです。
血圧の上昇を抑える
更年期になると、今まで低かった人でも血圧が高くなってしまうケースが増えますが、これは血管が硬くなることが原因です。
麹には、血管をしなやかにする働きがあると言われているほか、血圧の上昇を抑える効果があることはわかっています。
麹を日常生活に取り入れる方法
このように、様々な健康効果が認められている麹ですが、毎日の生活で継続して取り入れなければ、意味がありません。毎日取り組みやすい、いくつかの方法をご紹介します。
食事
麹は高温で加熱すると、酵素の働きが弱まるため、できれば加熱しない方がおすすめですが、加熱しても全く効果がなくなるわけではありません。
まずは、塩麹や醤油麹などを料理の調味料として食事に取り入れてみましょう。無理なく取り組めるのではないでしょうか。調味料としての麹は、肉を柔らかくする効果もあるため、一石二鳥です。
自分でぬか床を使った漬物を作っている人であれば、ぬか床に麹を入れるというのもおすすめの方法です。ぬか床1kgに対し、乾燥した米麹を20g混ぜて1日おいたものに野菜を入れるだけです。
米麹をヨーグルトに入れて乳酸菌も合わせて摂るのも人気の方法です。プレーンヨーグルトと米麹を1:1の重さで混ぜるだけの簡単レシピ。毎朝の習慣にしたいですね。
ドリンク
麹の入った甘酒も人気ですが、糖分やアルコール分については注意が必要です。コップ1杯程度の適量を守ることで、麹の効果をることができると言われています。
その点、糖分が含まれない麹水なら間違いありません。夜に麹100gをだしパックなどに入れ、水500mlを注いで冷蔵庫に入れておけば、翌朝にはできています。
麹をパックごと取り除いて飲みます。取り除いた麹はもう一度同じように使ってから、そのまま食べるか廃棄するかしてください。
サプリメント
麹を食事で摂るのが難しい場合には、サプリメントがおすすめです。麹が含まれるサプリなら、毎日継続するのも簡単なのではないでしょうか。
実は、日本で作られているリゾープス麹は、ホルモンのバランスを整え、更年期の症状を緩和する成分というのをご存じですか?
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
化粧水
麹の美肌効果だけに限定するなら、麹入りの化粧水もおすすめです。手作り化粧水などで効果を感じている人もいるようですが、日持ちの面を考えると市販品の方が長くなります。
麹の効果を知れば知るほどすぐにでも取り入れたくなる
麹は日本でも昔から使われてきたものですが、なんとなく体に良さそうという程度で、意外とそれ自体の素晴らしい効果についてよく知る人は少なかったのではないでしょうか。
近年麹の科学的な研究が進む中、わかってきたことが多く、まだまだ未知の効果などが潜んでいるのではないかという期待も寄せられています。
ぜひ更年期の生活に積極的に取り入れ、輝きのある生活を送っていきましょう。